センター試験も終わり、早稲田大学の出願も終わり、私文本命の受験生は、もう後は本当に勉強の最終調整をするだけという時期になりました。そして早稲田も出願期間が終わり、昨日2/1に少なくとも志願者数が確定しました。今回はその志願者数速報を見ながら、前年度の入試データと比較しながら今年の穴場学部はどこになるのか予測していきます。
そもそも志願者速報とは?

※http://www.admission.waseda.jp/shigan_list.pdfより
元の全てのデータを見たい人は上のリンクより飛んでください。おそらく早稲田受験生でこの表をみたことがない人はいないと思いますが、一応全員ではないと思うので確認しておくと、この表は、、、
ということでひさびさにけろ男くんに出演してもらいました。ありがとうけろ男くん!というわけで、要はその年の出願者数が受験前に分かるという非常に便利なデータとなっています。
あらゆる勝負事があるなかで、当然受験というのは、集団の中で上位数%に入るゲームであり、そのためゲーム参加者数の減少および増加というのはそのゲームの勝者数(合格者数)が決まっている以上ゲームの難易度に直結すると考えていいでしょう。
というわけで今回はこのデータを使って、各学部の受験者数が昨年度のデータと比べてどう変化したかを確認した後、この学部もしかしたら穴場!?という学部を探していきます。
その前に早稲田受験生で赤本といて合格点に達していて楽観している受験生がいたら、絶対に下の記事を読んでください。早稲田受験には大きな落とし穴があります。
2018年度の志願者数と2019年度の志願者数を比較してみる
それでは簡単な表を用いて、2018年度の早稲田の各学部、学科の志願者数(受験者数は当然志願者数から減ってしまうので、昨年度のデータも志願者数を用いてイーブンな比較をします!)をもとに2019年度の志願者数はどのように変化したか見ていきましょう。右側に去年から比べての変化率がかかれてあり、変化率が10%を上回った学部・学科については太字になっています。
早稲田大学政治経済学部
学科 | 2018年度志願者数 | 2019年志願者数 |
政治学科 | 1898人 | 1758人(-7%) |
経済学科 | 3057人 | 3137人(-2%) |
国際政治経済学科 | 1297人 | 952人(-26%) |
早稲田大学法学部
学科 | 2018年度志願者数 | 2019年志願者数 |
法学部 | 5190人 | 5177人(-0.2%) |
早稲田大学文化構想学部
入試形式 | 2018年度志願者数 | 2019年志願者数 |
3教科型 | 9488人 | 8485人(-10%) |
英語4技能テスト利用型 | 1319人 | 1476人(+11%) |
早稲田大学文学部
入試形式 | 2018年度志願者数 | 2019年志願者数 |
3教科型 | 8881人 | 8346人(-6%) |
英語4技能テスト利用型 | 931人 | 1113人(+16%) |
早稲田大学教育学部
学科 | 2018年度志願者数 | 2019年志願者数 |
教育学科 教育学専攻/教育学 | 1249人 | 847人(-32%) |
/生涯教育学 | 1164人 | 954人(-18%) |
/教育心理学 | 716人 | 934人(+23%) |
教育学科 初等教育学専攻 | 543人 | 668人(+18%) |
国語国文学科 | 2197人 | 1568人(-28%) |
英語英文学科 | 2053人 | 1873人(-8%) |
社会科/地理歴史 | 2484人 | 1858人(-25%) |
/公共市民学 | 2473人 | 1870人(-24%) |
理学科/生物学 | 683人 | 672人(-1%) |
/地球科学 | 931人 | 518人(-44%) |
数学科 | 1113人 | 1045人(-6%) |
複合文化学科 | 1391人 | 1451人(+4%) |
早稲田大学商学部
2018年度志願者数 | 2019年志願者数 | |
商学部 | 14114人 | 13032人(-7%) |
早稲田大学社会科学部
2018年度志願者数 | 2019年志願者数 | |
社会科学部 | 12986人 | 10838人(-16%) |
早稲田大学人間学部
学科 | 2018年度志願者数 | 2019年志願者数 |
人間環境科学 | 2682人 | 2808人(+4%) |
健康福祉科学 | 2670人 | 2281人(-14%) |
人間情報科学 | 1758人 | 1921人(+8%) |
早稲田大学スポーツ科学部
2018年度志願者数 | 2019年度志願者数 | |
スポーツ科学部 | 1857人 | 1616人(-12%) |
早稲田大学国際教養学部
2018年度志願者数 | 2019年度志願者数 | |
国際教養学部 | 2157人 | 2207人(+2%) |
今年の早稲田の穴場学科!TOP3
(あくまで志願者数の増減からのみ推測するものであり、学科ごとの調整等は考慮していません。)(また当然その学部、学科の難易度そのものを推測するものではなく、昨年と比べて難易度の推移を予測しようとするものです。)
第1位 : 教育学部 理学科 地球科学
志願者数 – 44%減少 (931人→518人)
第2位 : 教育学部教育学科 教育学専攻 教育学
志願者数 – 32%減少 (1249人→847人)
第3位 : 教育学部 教育学科 初等教育学専攻 国語国文学科
志願者数 -28% (2197人→1568人)
今年の早稲田の穴場各部学部!TOP3
第1位 : 早稲田大学社会科学部
志願者数 – 16%減少(12986人→10838人)
第2位 : 早稲田大学スポーツ科学部
志願者数 -12%減少 (1857人→1616人)
第3位 : 早稲田大学政治経済学部
志願者数 -10.3%減少 (6252人→5847人)
まとめ
いかがでしたでしょうか。当然早稲田入試の難易度は、センター利用での結果であったり、学科内の志願者の散らばりを調整したりと、いろいろな変数が合格の難易度を左右させます。しかし決まっていることは、合格するためには全ての受験者の中で、上位数%の合格点保持者の集合に入るということです。またその集合に入れる人数は誤差こそあれど毎年だいたい何人合格を出すかはおおよその値が推測できる(定数である)ということは、逆にこの早稲田受験というゲームに参加するプレーヤーの数は合格難易度に直結するな。だから出願者数を確認しておこうというような流れの行動は、当時自分が受験生だったころはできませんでしたが、絶対に重要な考え方となります。このような冷静しかし事実主義な視線を受験生時代から意識しておくことも、少なくとも大学入学後は大切になってくると思われるので、心の片隅にしまっておいてください。
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